信州ダービーについて

2022年05月15日

このブログを書き出したのは2015年11月。
正直、それまでサッカーという競技について、ここまで、特定のチームを応援してみるようになるとは、思ってはいなかった。
もちろん、少し贔屓にしていチームがなかったわけではないが、そこまでではなかった。

2015年は松本山雅FCがJ1に昇格した年。その前から松本山雅のことは気になっていて、試合を見に行くとか、ほとんど無かったが、流石に有名なJ1のチームがアルウィンに来るという状況にワクワクしたものだ。

実家近くのコンビニに、横浜Fマリノスのユニフォームを着た親子連れが買い物をしていた姿に感動したことを、今でも覚えている。
その後は、アルウィンに行くこともあったし、DAZNでの試合観戦もかなりしている。

本日、2011年を最後に、開催されることが無かった、松本山雅と長野パルセイロの信州の2チームによるいわゆる地域ダービーが開催される。
信州ダービーについて



色々な場所で地域ダービーはある。しかし、プロスポーツ不毛の地と呼ばれて久しい長野県にJリーグのチームが2チームあることに由来する。
この2チームはJへの昇格にも絡んで、かつてからいろんな思いがある。特にサポーターは。
本来J2先に上る成績をパルセイロが上げていたにも関わらず、スタジアムがJの条件を持っておらず、日韓ワールドカップの際に県が松本に作ったスタジアムを山雅のホームとしていたことで、順位が下の松本山雅が昇格してしまう。
そんなこんなやらで、この両チームの戦いは非常にサポーターから注目されている。

このダービーを長野ダービーと呼ばず、信州ダービーと呼ぶのは、松本の方面の人は、長野県を表すのに、信州という言葉が必要になる。これは、NHKのブラタモリでも言われているとおり、長野県の歴史の中に、いろんな思いがあるためである。

私はしかしながら、2011年までの信州ダービーをリアルタイムでは知らない。
もちろん、オレンジには負けられないという気持ちはわかるし、やはり近いチームを応援したくなる。

このところ、県内のテレビ局では、信州ダービー一色と言ってもいい。
両チームを経験している土橋さんは引っ張りだこである。

本日の長野Uスタジアムでのパルセイロ対山雅の試合は15,000人の客席に対して、14,000席以上が売れているらしく、長野Uスタの最高入場者数を更新するらしい。

サポーターの中には、もちろんJ3のステージで戦ってほしくないって思う人もいるかも知れないが、それでも、長野県内を巻き込んで熱くなれる戦いがあるのは、すごくいいことではないかと思う。

前哨戦とも言える天皇杯決勝は、松本山雅が勝ったが、その翌週というシュチエーションで、長野パルセイロの選手に気合が入らないことは、絶対にないし、ましてや、長野Uスタジアムである。
どのくらいオレンジで、どのくらいみどりか、そしてほぼ満員のスタジアムの熱気はどんなものなのだろう。

願わくば、ゲガがなく、クリーンな試合をして、結果は山雅が勝ってほしいが、試合後、清々しい気持ちでお互いリスペクトできるような感じになっていてほしいものである。

欲を言うと、試合前にある、大相撲で御嶽海が勝って、その後、19時からのナイトゲームが始まると、信州としては最高だと思う。




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Posted by オザの塩尻ブログ at 11:50 | Comments(0) | 松本山雅 | yamaga
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